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  • 映画『ちょっと今から仕事やめてくる』×メーカーズシャツ鎌倉
 今、暑い国に単身駐在中です。日本の自宅は鎌倉シャツのお店の近くにあり、いつかここのシャツを着てみたいと思ったままお店を訪ねることなく駐在の生活に移りました。日本を離れそろそろ四年。昨年一時帰国の折に妻から「一度お店に行ってみよう」と提案がありました。お店でコーディネートをしてもらい、妻と一緒に選んでストライプのシャツを入手し、また一人南国に旅立ちました。こちらでは気温が高いこともあり上着は公式行事以外では着用しません。つまり、シャツが目に触れる機会が多いわけですが、このシャツが大活躍です。現地の同僚からも似合っているね、と言われ私のトレードマークのようになりました。

 毎朝、暗いうちに目を覚まし寂しい食事をしてシャツを選ぶ時、妻と一緒に選んだこのシャツについつい頻度多く手が伸びます。他のシャツより少しタイトなこのシャツを着てアパートのエレベータに乗ると、奥の鏡にお気に入りのシャツと自分が写ります。今日も一日頑張ってくるぜ、と思いつつ仕事に向かう日々です。着た瞬間にわかる着心地の良さ。そして一緒に選んだという妻との絆。これが単身海外駐在の心の支えにもなっています。時には自分で洗い、背中のタグを見つつアイロンをかけますが、次に着る時の楽しみを生み出してくれます。一枚のシャツでこんなに気持ちが変わるなんて思ってもみませんでした。

 次の一時帰国でシャツのバリエーションを増やし、すべてのシャツを鎌倉シャツに切り替えて毎日を気持ちよく過ごすことを考えています。最初の一枚で知ったこの着心地と絆は日本への本帰国後も味わっていきたい。もちろん次の一時帰国時も、本帰国後も妻と一緒に鎌倉シャツを訪ねます。絆をさらに強くするためにも。
 5枚のシャツにアイロンをかける。およそ1時間に及ぶ、日曜の夕方の儀式。月曜から金曜まで、どのシャツで通勤するか頭に描きながら、仕事の中身や手順を考える。15年間、毎週、毎週。襟、袖、身頃…何度洗ってもくたくたにならない、鎌倉シャツのラインナップ。アイロンをあてると、しわにきざまれた前の週の失敗、たまった疲れ、すべてがピシッと0(ゼロ)にもどる。そして、ふっくらと息を吹き返した綿100パーセントのシャツたちは、ハンガーにかけられてほほ笑む。「来週も、いいことあるよ。しっかりね」と。

 朝、アイロンのきいたシャツに袖を通す。丈夫で上品な貝ボタンを一番下からていねいに留める。今日はブロードの角襟なので、上2つのボタンははずしたままで。胸元のネックレスはパールにしようか。生地やデザインと相談しながらその日のスタイルを決めると颯爽としたワーキングウーマンの完成。では素敵なシャツと 一緒に、今日も行ってまいります。
鎌倉シャツのワイシャツはとにかく長持ち。

上司にプレゼントした所、長く使って貰っています。上司が異動の際には

「このシャツ、貰って良かったよ。長く相棒でいてくれた。まるでお前みたいだな。」

と感動の一言。
息子の就職祝に購入しました。

新卒で採用になったとある公務員は、どうしても馴染めないモノがあったらしく、職を辞め、再度就活というかなり厳しい現実を乗り越えての再就職。奇しくも今回の映画と思いが重なります。

自分なりの判断で新しい道を進み始めた彼に、背中を押せるようにと購入させて頂きました。

ありがとうございました。
ビジネスの大事な交渉局面。
経験、年齢ともに自分よりも1回り上の相手先との会議。

でも鎌倉シャツのお気に入りのブルーシャツとダークブラウンのソリッドタイで、
アズーロエマローネのスタイルで臨みました。

自然と自分に自信が持てて、交渉もうまく進めることが出来た。
勇気と成功をくれた鎌倉シャツは、私の大切な相棒です!
「オッ!カマクラか」職場の昼食時に、向かい側で先輩が言いました。「鎌倉シャツじゃろ」と方言でたたみかけてきます。
「何で分かったんですか?」と私。「そのマークは鎌倉シャツじゃがな」と先輩の声。

それは、先の東日本大震災の復興応援で買ったハンカチを通しての出来事でした(沢山買ったので、一枚を弁当包みにしていました)。ついで、彼の目がシャツの袖口に注がれました。すかさず、私が「貝ボタンは、やっぱり良いですね」と言うと、それから堰を切ったように鎌倉シャツ談義が始まりました。

お陰で今まで取っつきにくい印象があった先輩との距離が一気に縮まったのです。先輩も同様の様子でした。

一枚のハンカチのマークから、これほど元気が貰えるなんて、初めてのことです。改めて感謝致します。周囲の人達にも鎌倉シャツの宣伝ができたのはおまけです。

STORY
ブラック企業で働く青山隆(工藤阿須加)は、疲労のあまり駅のホームで意識を失い、危うく電車に跳ねられそうになってしまう。すんでのところで青山を救ったのは、幼馴染みのヤマモト(福士蒼汰)と名乗る男。だが、青山には彼の記憶がまったく無かった―
大阪弁でいつでも爽やかな笑顔をみせる謎の男、ヤマモトと出会ってからというもの、青山は本来の明るさを取り戻し、仕事の成績も次第に上がってゆく。そんなある日、青山はヤマモトについて調べると、何と3年前に自殺していたことが分かる。それではヤマモトと名乗る、あの男はいったい何者なのか?

STAFF
監督:成島出 脚本:多和田久美 成島出 原作:北川恵海『ちょっと今から仕事やめてくる』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
CAST
福士蒼汰 工藤阿須加 黒木華 小池栄子 吉田鋼太郎