―鎌倉シャツの起業について―
■起業のきっかけと動機、創業者のファーストアクション、起業をしてよかった事などをお聞かせ下さい
★起業について

「私どものビジネスのビジネスモデルは会長が長年持っていたものであります。いつかやってみたいと思っていたのですが、会長はなかなかその機会が無かったので、店を作って仕入れて、販売をするという事ができませんでした。なぜなら、それがマッチするかが不透明であったためです。30代半ばくらいから、日本のアパレル業界に危機感をもっていました。新しいアパレルのモデルを考えなければアパレルに未来はないと常日頃考えておりました。
ビジネスモデルを具体化して会長が起業するに至らなかったのは、子供もいるので、今働いている会社をやめる事が得策ではないと考えていたためです。そして私も22年間専業主婦をしていたため、そんな事をするとは思っておりませんでした。
子供たちも成長し手を離れたので、家の近所でテニスをする時間を仕事に当てることに致しました。」
★ファーストアクションとは
「店をオープンするにいたって必要と思い、貯金を下ろし近所のワープロ教室に通い始めました。」
★メーカーズシャツ鎌倉の名前の由来
「ハンドメイドで暖かみがある作り手が売っているシャツという意味で会長がメーカーズシャツという名前を付けました。
鎌倉で生まれ育った事もあり、由緒正しい上品さが漂う街。そんなイメージで私が鎌倉という名前をつけました。」
★起業してよかった事
「専業主婦だったため起業する事により世界が広がる事が出来ました。数字や具体化された結果を残す事が出来る新しい世界で達成感を得る事ができたのではないでしょうか。」
★企業が大きくなっていると実感した瞬間はありますか
「ランドマーク店がオープンするという話が出た頃です。当時ファミリーマートの2階で営業していたのですが、そこに当時建設1年目の知るひとぞ知るランドマーク出店の話が出たときは胸がドキドキしました。あの経験は今でも忘れられません。」
★そこでの不安はありましたか
「それは全くありませんでした。みんなで力を合わせてがんばろうという気持ちでいっぱいでした。」
―鎌倉シャツの現在について―
■創業17年目の鎌倉シャツの現在、現状について思う事をお聞かせ下さい

「今日までの結果をとても幸福に思います。常に私どもは一生懸命努力する事で幸運の女神が舞い降りてくれていると思っています。そしてなにより社員が本当にがんばってくれている結果だと思います。TVに出演させて頂き、反響から在庫不足になったときに社員一人一人の努力、お客様への対応、理解があっての現在だと私は感じております。
私は常に社員とその家族を一番に思っております。」
★また、現在の会社の姿は思い描いていたものですか
「会長は20万枚を売る会社を思い描いてたましたが、私自身ははずみで始めた事もあり、思い描いていたものというのはありません。」
★店舗の床面積が狭いのはなぜですか
「人が入りやすい環境をつくるためもありますが、経費がかからないのも大きな理由です。経費をかけるくらいならお客様に少しでも良い商品をご提供したいと考えております。」
―鎌倉シャツの今後について―
■海外進出についての日本と市場が違うがどう考えますか、海外進出に失敗する企業も多いがどう思いますか。
「海外進出の予定はもちろんあります。現段階では、世界状況、現地調査を綿密にしております。海外進出は夢で終わっていけないものなので、進出していくのであれば絶対に成功しなければなりません。」
■上場する予定はありますか
「現段階ではありません。必要があれば考えます。」
■家族円満の秘訣とは
「お金がないときにいかに楽しくするかが大切な事だと思います。 高価な食材を使えばおいしい食事を簡単に作る事が出来ますが、手間をかければ食材はたとえ安くてもおいしく出来あがります。安価な食材でも手間をかける事でおいしく倹約になり、なおかつ家族喜ばせる事が出来ます」
■今、日本人はおしゃれになっていると思いますか
「スタンダードではおしゃれになっていると思います。しかしまだまだ日本人全体で見たときにおしゃれとは言えない部分が多くあります。広い世界で活躍する人になるためにマナーや言葉づかい、立ち振る舞いなどをも含め努力が必要であると私は思います。」
■学生に一言
「日本の未来はあなたたちにかかっています。」