「ヴォラーレ」の年、1959(昭和34)年、日本では「日本レコード大賞」が制定された。
第1回の大賞は水原弘の「黒い花びら」(永六輔作詞・中村八大作曲)が獲得。
当時レコード大賞は無名で、受賞の知らせを聞いた水原が「何だい、そりゃあ」と言ったとのエピソードがあるくらい。

わたしは大学へ通いながら「長沢節スタイル画教室」で絵を習っていた。
兄弟子の穂積和夫さんらと「アイビー・クラブ」をスタートアップさせ、アイビーに夢中。「VOLARE(飛ぶ)」していた。

「ヴォラーレ」は日本でも大人気、イタリア音楽に関心が向くようになったのは、グラミー賞のおかげ。

62年、「ムーン・リバー」ヘンリー・マンシーニが最優秀レコード賞受賞。
ムーン・リバーは映画「ティファニーで朝食を」の中で印象的に使われた名曲。
ジョージ・ペパードが着ていたオフホワイトのレインコート。カッコよかった。

(つづく)

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