ボタンといえば、1960年代、ツイードのジャケットには革のバスケットボタンを使った、いや、使うのが普通だった。

そういえば、近ごろ革ボタンを見掛けない。
もしかすると、古臭いので作っていないのではないか。

心配無用。クラシックなボタンを手掛けているメーカーのサンプルにありました。
ただ、昔と違ったのは色が増えたこと。だが、革ボタンは「茶」があればいい、これが本格的な色だからだ。

2016FW「あいびい あーかいぶす」に革ボタンのジャケットを加えたくなった、古臭くて渋いではないか。そこで、茶色の革ボタンに合う2色を選んだ。グレーのヘリンボーンとグレーの無地。定評あるイングランド・ツイード、スコットランド産ほどラフでなく、薄手で都会的なツイードだ。

グレーには黒ボタンではないかって?
いやいや、革ボタンは茶色が本命、グレーでも茶を合わせるのがアイビーの流儀。

(つづく)

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