男の戦場でありパブリックな世界における服装は、少なくともその人の生活の背景や知性 、美的素養を語るものでなければならない。
そのため、最低のマナーとしての服装着用マナーとしてのルールが形成されていくわけであり、それが1850年代頃に確立したと言われるウェストエンド(西の端の国=英国)ルールなのです。

私もこのルールブックを捜しているのですが、断片的にはよくフォーマルウェアの着用ルールやネクタイのフォーマル性からタウンユース(英国流カジュアルウェア)までのルールである。
ちなみにプリントタイはタウンユースであり、フォーマルやビジネスの世界では着用されない。

英国で生まれたスーツシステムが世界に広がったのは、英国が日の沈まぬ国として世界を制覇したという理由もあるが、やはりこの服装術が効率的、経済的、機能的であり、なににもまして「カッコイイ」からである。

女性から見てもスーツ姿の男が最も魅力的でセクシーであると言われ、カッコイイものは文化の垣根を越えて伝播するものである。