夏に上着を着てネクタイを締めるのは拷問に近い。
「ノージャケット、ノーネクタイでおとがめがなし」発言は大賛成だった。

大反対したのはネクタイ業界。
そりゃ反対したくもなる、ネクタイの売り上げはガクンと下がったのだから。
早速陳情に上がった。ネクタイ議員はいなかったと思うが、これを取り上げ、
「クールビズもネクタイを締めましょう」キャンペーンを行ったが時すでに遅し。

一旦首から外したネクタイを、わざわざ締め直す善良なる男たちはいなかった。
それどころか「もっと涼しく」ムードが高まり、「スーパークールビズ」へと堕落の道を一気に駆け下りた。

上にスーパーが付くだけすごいことになっている。
アロハシャツ、ポロシャツ、ショートパンツ、スニーカー、サンダルなどでOK。
これがビジネスウェアですか? 南の国の話ではない、ニッポンのことですよ。
本当にいいんですか、こんなことしていて。(つづく)