Maker's shirt 鎌倉

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くろすとしゆきオフィシャルブログ

338:機能優先の最先端衣服とは…


服飾の機能について、あまりにも無関心だったことを大いに反省。

機能が優先する衣服の最先端は軍服。戦争するための服だから無駄なものは何一つない、ギリギリのデザインといえる。

色、型、素材など、すべて生き延びるために研究され、設計、縫製されたのが軍服であり、軍用品。サバイバル・ウェアの極致だ。

わたしは戦争体験者だから平和のありがたみは人一倍感じている。戦争は反対だが、戦争が生んだ優れたウェアやグッズには、すばらしいデザインと機能を兼ね備えた優れ物が残されている。

トレンチ・コートは英国陸軍が第一次大戦に開発した。ダッフルコートも英国の海軍が艦上での防風防寒用として第二次大戦の時に作られた。

軍服は究極のアウトドア・ウェア。釣りをしたおかげでアウトドア・ウェアを身をもって体験し、知識を得るチャンスに恵まれた。いつか役立つ時が来るだろう……と思っている。

(おわり)

337:機能優先のフィッシング・ウェア


フィッシング・ウェアは目移りするほど並んでいる。

あまり大げさでなく、機能的でカッコいいのが欲しかった。例えば「フィッシング・ベスト」、あのポケットだらけのベスト。これは必需品、いわば「着る道具箱」だ。

ポケットがいっぱい付いていれば便利かというと、そうではない。使いやすい位置に、使いやすいサイズのポケットが、使いやすい角度で付いていなければならないことがわかった。

初めて買ったベストは、色は良かったが機能に問題があった。長年愛用したのは米国製。手を伸ばすとポケットがそこにあるのだ。歴史の差というべきだろう。カッコだけまねたモノは使い物にならない事を学習した。

アパレルの仕事をしてきたが、機能について真剣に考えたことはなかった。カッコさえよければ売れる世界だった。フィッシング・ウェアは、一にも二にも機能優先。勉強になった。

(つづく)

336:凝り性の釣り支度


渓流釣りの面白さにハマった。

凝り性なので、釣り道具はじめ服装までこだわらずにはいられない。北海道へ行くと「カッコはプロ並み、腕半人前」とからかわれた。「腕が悪いからカッコだけでも並み以上じゃないとね」とやり返した。

ヤマメを和竿で釣ったのがスタートで、ルアー、フライそしてテンカラという日本式フライフィッシングまで手を出した。比例して竿や道具がいっきに増えた。

それまで用がなかった釣具の店に足しげく通うことになる。行けば新しいロッド(竿)やルアー(疑似餌)などに目がいく。「釣果3倍」などと書いてあると、つい買ってしまう。

道具と並行して身に付ける物もカッコよく決めたい。最初に買ったのはゴム長。胸まである「胴なが」はカッコよくない。外国の渓流釣り師が履いている太腿までの長靴「ヒップブーツ」が欲しかった。探しまくってやっとやっと見つけたらフランス製。無理してしまった。

(つづく)

335:ヤマメの釣れる瞬間


6月1日、東の空が白むころ、何人か川に入りフライロッドを振っていた。N父は川に入り手を入れた。「冷い!ヤマメはいない」と言い、別の渓流へ移動する。

生まれて初めて「胴なが」と呼ぶ胸まであるゴム長を履き、渓流竿を手に川岸に立った。「あすこにいる」と、N父が指さすポイントは、川の中に石があり、白く泡立っていた。ポイントの1メートルほど上流にエサを落とすのだが、これが難しい。ようやく言われた所に振り込めるようになったが、何回やってもエサだけ取られる。

N父はじっと見ていてこう言った。「ハイと言ったら竿上げて」。彼はわたしの背後にピッタリ体を寄せた。

「ハイ!」。竿を夢中で上げた。「ビクビク」竿を激しく震わせ美しいヤマメが釣れていた。感動の瞬間。

ビクビクが忘れられなくて毎年6月、北海道通いがが行事となり、20年も続くことに。

(おわり)



出典:YouTube@gariatu

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334:釣り仲間たちとのキャンプ


北海道南部ヤマメ釣り解禁日は4月1日。前日に来るようにと言う。「釣り道具全部ありますから空身で…」の言葉に甘え、着替えだけ持って函館空港に降り立った。

空気の質が違う。思わず深呼吸をした。迎えに来てくれた青年Nは函館港外でペンションを経営していること、彼の父は道南のヤマメ釣り名人と呼ばれていること、などを知った。

その日は彼の釣り仲間らとキャンプをすることになっていた。「上の川(かみのかわ)」の河川敷に4張りのテントが張られた。キャンプは学生時代によくやったので、いささか自身はあったが、Nの仲間たちの手際の良いことと、よく訓練された無駄のない動きに見とれていた。

あたりが暗くなるころには、たき火を囲んでの晩飯が始まっていた。どれを食っても、なにを飲んでもうまい! Nの父からヤマメ釣りのレクチャーを受けた。エサの付け方、魚信(あたり)の取り方などを聞くうち、夜もふけてきた。

(つづく)


出典:http://www.mcs-proguide.com/

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