Maker's shirt 鎌倉

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くろすとしゆきオフィシャルブログ

243:クラブ・ストライプのヂャケット


ストライプ・コンプレックスだったのだろう、この歳になってもなおストライプに心を動かされるというのは……。

さて、ストライプ・コレクションも多分、今回で終わることだろう。というのは、64年間も追い求めてきたストライプだが、これが理想と思われる柄に出合えたからだ。

色・柄は写真で見ていただくとして、一見してアイビーのネタ元、イギリスのカレッジ・ライフから生まれたと思われる完成度の高いストライプだ。こんな柄のジャケットを映画「炎のランナー」の中で見た。ホワイト・フランネルのパンツ、カンカン帽、そして若者たちのざわめき……。

という訳で2018FWのアイビー・コレクションは、決定版クラブ・ストライプのジャケット。コーディネートはホワイト・フランネルズではなくブラック。シャツは白、タイは黒と、祝賀会に出席するボート部の学生。控え目な晴れ着のイメージ。

(おわり)

くろすブログスタッフより【予告】
2018秋冬「くろすとしゆき あいびい あーかいぶす」の新作『クラブ・ストライプ・ヂャケット』は、10/23(火)に登場予定です!お楽しみに!

242:ジャケットはストライプ


「アイビー・アーカイブス」のジャケットはこのところストライプが続く。理由は単純、好きだから。

アイビーを知ったのは64年前、1954年のこと。夢中になってアイビー情報を集めにかかった。パソコンもスマートフォンもない時代、アメリカのファッション雑誌くらいしか手段はない。当時、1ドル360円、アメリカ本はとてつもなく高かった。

なんとなくアイビーの全体像をつかみかけてきたころ、ジャケットはなぜかストライプが多いことに気付く。アイビーはストライプと思い込んでしまった。

ストライプの生地を見つけては、ジャケットに仕立ててもらっていた。既製品(VANを含む)でアイビーをつくっているメーカーはゼロ。しかたなく、オーダーでつくっていた。

いろいろ試したが、ストライプ・デニムのジャケットはいい出来で、愛用した。50年代終わりのころだ。

(つづく)

241:アルパカのカーディガン


いま、「アルパカ」といえば、白い柔らかな毛に覆われた南米ペルー産の家畜を思い浮かべるが、半世紀ほど前は動物の名前ではなく、毛糸の種類だった。

アルパカは、ラムやシェトランドよりも高級な毛糸として、セーターやカーディガンなどに加工され、一部の人たちの間で人気が高かった。カシミヤがソフトの代表なら、アルパカはハード、シャリ感が好まれた。

1965年ごろ、VAN企画部ではアルパカのカーディガンがトレンドだった。上着をロッカーに掛け、ボタンダウンの上にアルパカのカーディガンを羽織るのだ。色はオフィス着向け黒かグレー、わたしは黒を愛用していた。

デザインは、ローボタンの4個、袖は太目。この形は、たしかジャック・レモンが映画の中で着ていたのをまねた。キャンパス・ウエアとしてのレタード・カーディガンとはまるで違う、オフィス向けの大人のカーディガンだった。

(おわり)

240:擬音語の「モフモフ」


「モフモフ」というコトバ ―― 正しくは「オノマトペ(擬音語)」がはやっている。オノマトペとは妙な言葉と思ったらフランス語なのを知った。「ONOMATOPÊE」。英語だと「ONOMATOPE(オノマトープ)」。

擬音語としては同様の意味を持つ語に「フワフワ」「フサフサ」などあるが、モフモフは誰の作かは分からないが優れモノといえる。受け手には、「そうそう。まさにそんな感じ」よくぞ言ってくれたと共感を呼ぶ。

ところで、モフモフと聞いて何を連想するだろう。犬や猫、ウサギ…… 動物の豊かな毛並みが一般的。人間の髪の毛が多いからといってモフモフは使わない。わたしも若いころはモサモサあったが、いまやモフモフとは縁遠く、ツルツルにまではいかないが、一歩手前スカスカ状態だ。

わたしがモフモフから頭に浮かぶ動物は「アルパカ」。表情も優しくてまさにモフっている。

(つづく)

239:ソウルの「日傘ポリス」


「自分が思っているほど注目されていない」。とは、周囲の目が気になって気になってしようがない男性諸氏へのわたしからのアドバイス。日傘に限らず、ジャケットの丈が短い長い、パンツが細い太いなど、本人が死ぬほど気になっても、隣りの人はまったく気にもとめないものだ。

ところで、この人たちは恥ずかしいのだろうか。お隣り韓国でも今夏は「暴炎(ポギョム)」と呼ばれる猛暑が続く。ソウルで、炎天下でデモや在外公館の警備をしている警察官に、熱中症予防のための日傘が配布されたというニュース。
 
ソウルは8月1日、観測史上の最高気温を110年ぶりに更新する39.6度を記録。制服姿の「日傘男子」に、市民の受け止めも好意的だったという。

わたしは韓国警察を見直した。日傘を配るなんて、優しくてセンスある行為。日本では絶対に「日傘ポリス」などありえない。

(おわり)

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