Maker's shirt 鎌倉

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くろすとしゆきオフィシャルブログ

226:カルチャー教室の「園芸講座」


アイビーを学ぶうちに、語源がレンガ造りの校舎に絡まるツタからと知る。実はこれガセで、正しい意味はのちに分かる。

アイビー・ファッションを極めるには、まず語源のツタを身辺に置かねばならぬと思い到る。園芸店で鉢植えのツタを買い込み、部屋の天井からつるしてみた。

わがグリーンライフはツタから始まり、ポトス、サンセベリア、ゴムノキ、ガジュマル、モンステラへと発展し、現在はコウモリラン。あの怪しい葉の形に魅せられている。

いまだから言うが、初めのうちは全部枯らした。コツがあるに違いない、たまたまカルチャー教室に「園芸講座」のあるのを知り入会した。1年間通い、植物との付き合い方のイロハを手にすることができた。 

植物に必要なのは「光」、「水」そして「愛情」。わたしは愛情過多、面倒見すぎ。室内に置いた植物は光に当てることもなく、毎日水ばかりやりすぎていたのだった。

(つづく)

225:園芸歴、最初の植物「オカメヅタ」


先日、鉢植えの白い花を頂いた。

わたしは花に興味がない。園芸は趣味のひとつだが、花を好きになったことはない。ひたすら葉っぱだ。

わが園芸歴もかれこれ半世紀を超えた。覚えている、最初の植物のことを。「オカメヅタ」という名のツタだった。なんでツタだったか、理由は単純、ツタの英語は「アイビー」だからだ。

アイビーという名のアメリカ発のファッションを知ったのは大学1年、1954年。アメリカ東部の大学生の間で流行しているファッションと、解説がついていた。わたしは、アメリカの大学生ファッションというのに引かれた。そのころ日本の大学生は、黒の詰め襟しか着る服はなかった。 

中学生のころからアメリカ大好き、アメリカに憧れていたのだから、アメリカの、しかも大学生のファッションが嫌いな訳がない。まだ見ぬアイビー・リーグ・ルックとやらに取りつかれた。

(つづく)

224:1964年「みゆき族」の謎


銀座とのお付き合いは、学生時代からだから半世紀を超える。その中で忘れることができない年がある。「東京五輪」を秋にひかえた1964年、ちょうどいまごろの時季。

この年の東京は落ち着きを失い、ソワソワしていた。まるで自宅にお客を迎える日のように。新築ビルや首都高速道路などは、最後の仕上げに懸命だった。あのころの日本人は勤勉だった。

汗を流している大人を尻目に、おしゃれをした10代の男女が、まるでファッションショーのステージのように集まりだした。若者には敷居が高いと思われていた銀座だったので、大人たちはびっくりした。

銀座の中でも、おしゃれ通りとして名がとどろいていた「みゆき通り」目指して、東京近郊から集合、ラッシュ時のJR駅のような人混みができた。「みゆき族」の謎に『銀座百点』6月号で挑戦。興味ある方はぜひ……。タウン誌入手方法は下記の通り。

(おわり)

『 銀座百点 』の入手方法

1. 『銀座百点』は銀座百店会の会員店にて無料で配布しております。
会員店一覧はリンク先をご参照ください。
http://www.hyakuten.or.jp/tenmei/tenmei.html

2. 切手でのご購入も可能です。
ご希望の月号・部数・お名前・ご住所をご記入し、代金ぶんの切手(1冊348円。切手は500円以下の額面で組み合わせてください)を同封の上、下記の宛先までお送りください。
【送付先】〒104-0061 東京都中央区銀座5丁目8番20号 銀座コアビル8階 銀座百店会

『銀座百点』のお問い合わせ電話番号:03-3571-6860

※『銀座百点』とは…1955年(昭和30年)に創刊されたタウン誌の先駆け的な存在です。銀座のかおりをお届けする雑誌として、スタッフが銀座じゅうを歩き、アンテナを張り、情報だけでなく、銀座の文化を表現しています。中でも、各界の有名人によるエッセイや座談会は読み応え十分。銀座の街で、ぜひお手にとってお読みください。

223:銀座のCDショップ「Y」


紙の手帳同様、銀座で「なくてはならない」買い物がいまひとつある。CDだ。

わたしはいまだにジャズ、それも1950年代のモダンジャズ好き。テレビのない生活なので、息抜きや気分転換にCDを聞く。聞くうちに、あれが聞きたい、これも欲しくなり、CDを買いに行きたくなるのだ。

近くにもCDショップはあるのだが、銀座まで足を運ばないと気がすまない。4丁目にある「Y」だ。慣れもあるが、店内のレイアウトが見やすく、探しモノが容易に見つかるのも気に入っている理由。また、バーゲンコーナーで、思いもよらぬCDを見つけるのも楽しみのひとつ。

など、目的なしでは行かなくなった銀座だが、若いころの銀座は無目的。フラフラしていれば何かいいことが起きるのではと、胸をふくらませイソイソ通った。

当然のことだが、いい夢を見るために目いっぱいおしゃれをして……。

(つづく)

222:精神安定剤の手帳


1年に数回しか行かなくなった銀座。1回は決まっている。年末、次の年の手帳を買いに2丁目にある文具店「I」へ行く。Iでなくとも買えるのだが、なぜか手帳はIで「なくてはならない」のだ。

わたしの性格は、1度これと決めたら頑固に守り続けるところ。現在の手帳は、30年ぐらい使い続けている。といって特別なものではない。縦115ミリ、横70ミリ、黒い表紙のどこにでもあるごくごく普通のデザイン、というか、昔ながらの手帳。

若い編集者に「紙の手帳ですか」と、びっくりされ、こっちがびっくりした。手帳とは、紙で出来たものと信じて疑わなかったが、いまや紙は珍しい存在なのを教えてもらった。

紙製手帳に差してある小さな鉛筆でスケジュールを書き込む習慣が付いている。違うメーカーの手帳、ボールペンなどでは安心できない、落ち着かない。

精神安定剤の手帳だから、銀座のIで買わなくてはならないのである。

(つづく)

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