Maker's shirt 鎌倉

Maker's shirt 鎌倉

くろすとしゆきオフィシャルブログ

374:久しぶりの「麻」ジャケット


話は飛んで「アイビー・アーカイブス」20201年S~S(春~夏)。久しぶりに「麻」をお目にかけよう。良きLINENが見付かった、それも初めてのベルギー産。これまで諸外国の繊維製品を見てきたが、ベルギーは初めて。色、仕上げともに仲々よい味を出している。

いつものようにシングル3つボタンのアイビー・リーグ・モデルに仕立てる。クラシックでモダン、いい雰囲気のジャケットに。

わたしの初めての麻スーツと同じ麻ひものような薄茶色が、大正時代のセピア色のポートレートのようでよろしい。このジャケットをイカスには、派手な色は避け、古ぼけたカラーコーディネーションがおすすめ。

白は絶対マッチすると思い。ボタンはあえて白貝を選んだが大成功!

白シャツ、白パンツ、白靴など、どこかに白を利かせると、ベルギー・リネンも喜ぶことだろう。

2021年夏は、リンネル・ジャケットでコロナに打ち勝つ。

(おわり)


■ 新作春夏ジャケット入荷! ■
くろすとしゆき『アイビー・アーカイブス』2021年春夏の新作 リンネル・ジャケット(色:カーキ)が登場!前回同様、オンラインショップ限定・数量限定でのご用意となります。また、今回は鎌倉シャツ会員の皆さまにはいつもよりお得な限定価格でご提供!
完売必須の今季のジャケット。ぜひお早めにご検討ください!
https://shop.shirt.co.jp/shop/g/gZKAL25H1M/

373:憧れのリネン


この年齢になっても憧れる素材はある。「LINEN」だ。理由は別にないのだが、どういう訳か「麻」に弱い。子どものころ、夏になると毎日見ていた父の白麻服のイメージがどこかにこびりついている…とも思う。

幼い頃……というのは戦前、日本が平和だった頃のこと。夏の間、父はリンネル(と昔は呼んだ)の3つ揃いを着て出勤していた。当時、麻服といったら白だけ、いまのようにカーキやネイビーなどの色はなく、白一色だった。

真っ白い麻のスーツは子ども心にもカッコよかった。大人になったらあんな服を着るのだと心に誓った。大人になった。自分の店を持ったある夏、アイルランド製リネンが入荷した。色は白ではなく麻ひものような薄茶。スーツに仕立てた。ところがどうにも着こなせない。服に「負け」ていた。

以降、「麻コンプレックス」から抜け出せずにいる。昔の人は偉い、ホワイト・リンネルを平気で着ていていた。

(つづく)



■ 新作春夏ジャケット入荷! ■
くろすとしゆき『アイビー・アーカイブス』2021年春夏の新作 リンネル・ジャケット(色:カーキ)が登場!前回同様、オンラインショップ限定・数量限定でのご用意となります。また、今回は鎌倉シャツ会員の皆さまにはいつもよりお得な限定価格でご提供!
完売必須の今季のジャケット。ぜひお早めにご検討ください!
https://shop.shirt.co.jp/shop/g/gZKAL25H1M/

372:外せない「VAN 99ホール」


VAN○○の話をするうち、外すことができないモノを思い出した。商品ブランドでもスポーツチームでもない、そう「VAN 99ホール」だ。

場所は青山通りに面したビルの1階、元銀行。当時絶好調だったVANが契約。左半分は「ALFLEX」というイタリア家具の日本初モデルショップ。右半分は石津健介の発案でミニホールにして文化事業をやることに決着……と聞いた。わたしの退社3年後、1973年のこと。

当時、入場料は100円超えると税金がかかる。ならば99円ですべての催物を行うこと。また、入場者も99人までとする。こうして「99ホール」は開場した。74年9月。

この小ホールではボクシングの3~4回戦ボーイの試合などいろいろ行われたが、中で有名なのは、つかこうへいの芝居。などなど話題に事欠かない。VAN倒産後は「BROOKS BROS.」青山店になり、現在は改装中。

(おわり)


© ISHIZU OFFICE

371:「VANGUARDS」の意外な命名者


VANアメリカン・フットボール部に次いで、大学時代にアイスホッケーをやっていた新入社員が中心となり、「VANGUARDS」アイスホッケー部も誕生する。

そもVANGUARDSは、彼らが考えた名ではない。それより以前の1961年、ジャズバンドとして生まれた。命名者は友人のミッキー・カーチス。彼はそのころロックからジャズに転向していて、VANの催し物などに使ってくれないかと持ち掛けられた。

ミッキーの歌とフルートに加えてピアノ、ギター、ベース、ドラムスのクインテット。ジャズのスタンダードを中心とした都会的なおしゃれバンドだった。

ある時、「VANGUARDSて名どお?」と提案を受けた。「先導者の意味だけど、VANをガードするっていいんじゃない」。

即座にミッキー案を採用、その日から彼のバンド名は「ミッキー・カーチスとヴァンガーズ」に決まり、ドラムにマークを描いた。

(おわり)

370:チーム「VANGUARDS」


VANのブランドではないが、「VANGUARDS」を知っている方は多いのでは。

VANGUARDSは、アメリカン・フットボールのチーム名として通っていた。日本にまだ社会人チームがない1960年代後半に設立された。いかにも新しモノ好きなVANらしい出来事。

とはいえ、フットボール部をつくるのは半端ではない。たまたま、新入社員の中に数人、大学のフットボール部員がいた。彼を中心に、好きな連中が集まり、チーム結成になった。

チームは出来たが相手がいない。ついにはハワイまで遠征した。今では考えられないことだが、当時、VANは景気がよく、ハワイ遠征くらい朝メシ前……。

という、夢のような時代だった。私はすでに退社していたが、耳に入ってくるのはいい話ばかり。78年に倒産するなんて、誰が思ったことだろう。

(つづく)


© ISHIZU OFFICE

  • Facebook
  • Hatena
  • twitter
  • Google+
2021年4月
« 3月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

アーカイブ

PAGETOP