Maker's shirt 鎌倉

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くろすとしゆきオフィシャルブログ

257:「雑煮」は特別


「脱和入米」を目標にライフスタイル、特に衣食住の食に関しては徹底したつもり。そのひとつが正月の食卓におせちがないこと。ところが「雑煮」となると話は別。

和食嫌いのはずなのに、こと雑煮となるとこれは外せない。子どものころからの餅好きで、特に雑煮には目がない。

雑煮は家ごとに味から具材まで違うといわれている。わが家の雑煮の餅は切り餅でこげ目が付く程度に焼く。昔は火鉢、いまはトースター。汁はすまし汁、鳥がらスープ。具は小松菜となると。これだけ……。

江戸風というのか東京式シンプルな雑煮だ。子どものころから慣れ親しんでいるので、これ以外は受け付けない。ところが、結婚を機に奥方のレシピに従わなければならないのが一般的。幸いカミさんの家の雑煮はほぼ同じ、おかげさまで離婚することもなく、今年の正月もシンプル、かつオーガニックな雑煮を祝うことができたという訳。めでたし、めでたし。

(おわり)

256:「脱和入米」で脱おせち


みなさんの家庭ではどうなのだろう。お正月に付き物料理「おせち」を食べるのか、食べないかだ。

普段、和食に縁遠い人でもおせちとなると外せない、が多いのではないか。また、おせちに「おふくろの味」を期待する人もいることだろう。

わが家のおせち事情。結婚以来、ということは半世紀以上、正月の食卓におせちの姿はない。脱おせちを結婚以前からもくろんでいた。アメリカかぶれのガキだったので、「脱和入米」が目標。だが、純和風の家、明治生まれの両親の元にいてはかなわぬ夢。和から洋に切り替えるチャンスは、結婚して家を離れるしかなかった。

という訳で、おせちはじめ、和とつくものすべてとおさらばし、西洋風__というよりアメリカ風ライフスタイルをまねた。しょせんまねはまね、なり切ることなど不可能と悟る。脱おせちは、和へのささやかな抵抗手段。

(つづく)

255:氏神様の吹上神社


「平成最後の正月」だからといって、どこが違う訳もなく「お目出とう」。

わたしが元日に「初詣」に行くようになって40年になる。なぜ覚えているかというと、丁度40年前ここ小石川(文京区)に戻ってきた年だからだ。

引っ越しのあいさつがてら正月に氏神様に初詣に行った。氏神様は歩いて10分ほどの所にある「吹上神社(ふきあげじんじゃ)」。小さな神社だが歴史は古い。戦前、父親に手を引かれて初詣に行ったことを思い出しながら鳥居をくぐった。参拝客の後に続いてかしわ手を打ち、おさい銭を入れた。

最近読んだ記事だが、いまやおさい銭もIT化され、スマートフォンをかざしただけでおさい銭が入る電子決済サービスを導入する社寺が増えつつあるという。あの神田明神も始めたもよう。

なんだか味気ないお参りになったものだ。さい銭箱にコインが当る「チャリーン」という音がいいのに……。



▼▼▼くろすブログスタッフより~ 東京・三鷹で開催中の「タータン 伝統と革新のデザイン 展」に関連して、2019年1月にくろすとしゆきが登壇するトークイベント(要申込)がございます。ぜひご来場ください!

対談「戦後のメンズファッションとタータン」【詳細】

くろすとしゆき(服飾評論家)×石田原 弘(神戸タータン協議会会長、神戸松蔭女子学院大学非常勤講師)

【日 時】 2019年1月6日(日) 14:00~
【会 場】 三鷹ネットワーク大学 ※展覧会場とは異なります
三鷹市下連雀3-24-3 三鷹駅前協同ビル3階
【参加費】 無料
【定 員】 70人
【申込方法】 三鷹市美術ギャラリー(0422-79-0033)へ電話予約(先着順)

主催:三鷹市美術ギャラリー・公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団 ※三鷹ネットワーク大学共催

254:わが年賀状と「わび状」


年賀状、書きました?

いまや年賀状は書くものではなく、打つものになったらしい。わたしはパソコンを持たないので、昔ながらのはがきに書くのが年賀状と思っている。

一時期、年賀状づくりが楽しくて、毎年趣向を凝らした賀状を製作した。そのころ「プリントごっこ」という名の孔版印刷が手軽にできるプリンターがあった。孔版特有のコックリ質感のある仕上がりが気に入っていた。

ある年、突然製造中止、理由は売れなくなったからだろう。気に入っていただけにショックだった。やる気を失い、プリントごっこと共にわが年賀状も終わりを告げた。

以降、不義理が今日まで続いている。出さなくなったので、来る数も年々減った。申し訳なく思う先輩や友人たちには、心の中で「わび状」を発送している。

さて、平成も今年で最後となった。
よき年末、年始お迎えください。



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【申込方法】 三鷹市美術ギャラリー(0422-79-0033)へ電話予約(先着順)

主催:三鷹市美術ギャラリー・公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団 ※三鷹ネットワーク大学共催

253:KENTがタータンを商品化


VANはタータンに手を出さなかった。というのは、1960年代前半、タータンは女性向けと思われていたからだ。

60年代、チェックといえば「ギンガム」全盛。赤と白、黒と白に人気は集中していた。そんな中、VANが力を入れたチェックは「マドラス」だった。

マドラスはインド産だが、日本へはアメリカ経由上陸した。初めて見た時は、なんだかやぼったく、好きになれなかった。石津謙介のイチオシで、マドラスを使ったジャケット、シャツやバミューダなどを商品化した。「アイビーはマドラス」のキャンペーンの効果もあって大ヒット。「みゆき族」のころ。

タータンに話を戻す。 VANではなく、KENTが初めて商品として送り出した。67年、2柄のパンツを作ったのだが、時期尚早まるで売れない。責任感じて毎日のようにはいて歩いた。振り返られるくらいに男のタータンは物珍しく、破廉恥だった。

(おわり)



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