アイビーを学ぶうちに、語源がレンガ造りの校舎に絡まるツタからと知る。実はこれガセで、正しい意味はのちに分かる。

アイビー・ファッションを極めるには、まず語源のツタを身辺に置かねばならぬと思い到る。園芸店で鉢植えのツタを買い込み、部屋の天井からつるしてみた。

わがグリーンライフはツタから始まり、ポトス、サンセベリア、ゴムノキ、ガジュマル、モンステラへと発展し、現在はコウモリラン。あの怪しい葉の形に魅せられている。

いまだから言うが、初めのうちは全部枯らした。コツがあるに違いない、たまたまカルチャー教室に「園芸講座」のあるのを知り入会した。1年間通い、植物との付き合い方のイロハを手にすることができた。 

植物に必要なのは「光」、「水」そして「愛情」。わたしは愛情過多、面倒見すぎ。室内に置いた植物は光に当てることもなく、毎日水ばかりやりすぎていたのだった。

(つづく)