フラヌルは、16世紀初め、英ウエールズ地方の産物とされる。そのため輸入品は「英ネル」と呼ばれ、ホンモノとされていた。

など、英国を代表する毛織物として、長年君臨してきた。いまの若い人たちにはフラノといわれても、特別な感情はないだろうが、われわれ世代にとって英国製フラヌルは、特別な思い入れがある。

英国人にとってのフラヌルは定番中の定番ともいうべき存在。特にスポーティな服装はフラヌルなしでは成り立たない。「フラヌルズ」と複数形になると「フラヌルの運動着」の意味になり、「テニス・フラヌル」や、「クリケット・フラヌル」など、専用に紡られた布地があるほど。

学生のころ、六大学野球のユニホームはフラノ製だったのを覚えている。いま思えばなんとぜいたくな……と思うが、ストレッチ素材開発以前の時代、最もスポーティで、激しい運動量に耐え得る素材だったに違いない。

(つづく)

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