鼎談当日となった。場所は「メンクラ」。いまは青山にある。わたしが通ったころは芝田村町(現港区西新橋)婦人画報社2階の片隅にあった。この一角だけはたばこの煙でかすんで見えた。だが、煙同様に熱量も半端じゃなかった。いまの「メンクラ」はモダンできれい、熱量は感じられない。この恵まれた環境から熱い雑誌は無理だろう。

西田初代編集長がお元気なのに安心するとともに驚かされる。「おいくつに……」と恐る恐る質問する。「91だよ」。ヒエーッ。石津の祥ちゃんは同い年だから85。3人合わせると261才というとんでもない鼎談が始まろうとしていた。

この3人、放っておいたら話はどんどん横道へ外れ、いつ終わるかわからなくなるのを編集部は知らない……。

「史上最高齢の鼎談が実現!」と、「メンズ・クラブ」11月号は大きく取り上げてくれたが、はたしてどうか。読んでからのお楽しみ。

(おわり)


© HEARST FUJINGAHO

※ブログ担当スタッフより ~ ブログ内の取材模様は、ハースト婦人画報社発行のメンズクラブ2020年11月号(2020年09月25日 発売号 定価900円)に掲載されています。とても素敵な特集なので、ぜひお読みください!

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